教室体験日記

第1章

第2回【ペンダント】


前回、一日体験教室で「平打ちリング」を作った町田の、彫金教室体験レポート第2弾。
今回はペンダントトップを作ると、意気揚々と乗り込んでいった町田。
果たしてどんなものができあがったのでしょうか・・・。

CHECK!

では今回制作するペンダントトップのテーマと作業工程を。

・作るもの ペンダントトップ
・作業テーマ ・2枚のプレートを貼り合わせる
・表面に刻印を打つ

はじめに Step00:今日つくるもの
Step02:先生は・・・
一日目
1. デザインを決める Step03:デザインを起こす
Step04:プレートサイズを決める
2. プレートを切る Step05:プレートに切り抜く部分を下書きする
Step06:糸ノコギリで絵を切り抜く
Step07:ヤスリでカットした部分を磨く
3. 板を貼り合わせる Step08:貼り合わせる面を紙ヤスリで軽く磨く
Step09:貼り合わせる面に銀ロウを半溶かしする
Step10:2枚のプレートを貼り合わせる
★★★★★ ★★★★★:1日目の感想
二日目
4. 磨き上げる Step11:貼り合わせたプレートの不要な部分を切り取る
Step12:側面をヤスリで磨く
Step13:角をヤスリで丸く磨き落とす
5. 仕上げ作業(刻印・ヤスリ・バフ当て) Step14:ドリルで丸カンを通す穴を開ける
Step15:<刻印を打つ
Step16:ヤスリで面を磨く
Step17:丸カンを付けてロウ付け
Step18バフを当てる
6. 完成 Step19:完成〜!
終わりに Step20:最後にひとこと

各工程の細かい作業は各Stepで説明していきます。
さぁエエもん作るでぇー!


Step00
<ごあいさつ>2002.6

 お久しぶりでございます。
 前回一日体験レポートをさせていただいた町田でございます。

 久々に彫金教室にやってまいりました。
 今回はペンダントトップを作ってやろうと意気込んでやって参りましたってわけです。

↑写真は彫金教室の避難はしご。
この妙ちきりんなたたずまいに新しいインテリアセンスを感じずにはいられない。わけないか。
(※この写真は移転前の教室のものです。)

Step01
<今日つくるもの>2002.6

今回作るペンダントトップは、2日に分けて制作。時間節約の為に、デザインはあらかじめ決めておいた方がよいです。

Step02
<先生は・・・>2002.6

前回と同じく、先生は加藤さん。
「撮影するんやったらもっとエエシャツ着てきたら良かった…」
と言われました。でも帽子はかなりお気に入りだそうです。

Step03
<デザインを起こす>2002.6

今回は作業が多くなる、ということなので、あらかじめ作りたいトップのデザインをある程度考えていきました。
トランプのスペードを使ったデザインで、刻印で入れる文字も。スペードを使ったデザインって事で、「ACE IN THE HOLE(とっておきの切り札)」で決定!で、それをどうやって作るか打ち合わせ。

Step04
<プレートサイズを決める>2002.6

肝心のシルバープレートのサイズを決めます。やっぱプレートは縦長でしょう!って事で30mm×20mmで決定。

↑私が持ってきたデザインをどうやって作るか、レクチャーしてもらってます。

Step05
<プレートに切り抜く部分を下書きする>2002.6

 さて、次はシルバープレートに切り抜くスペードの下書きをします。
 まずは油性マジックでキュキュっと。書けたら、次は針を装着したピンバイスでさっき描いたマジックの上をなぞって、次に使う糸ノコギリの目印になる程度に彫り込みます。

Step06
<糸ノコギリで絵を切り抜く>2002.6

 さっき描いたスペードの絵を糸ノコギリで切り抜きます。
 スペードの模様は曲線や角があるからムズカシイ!しかし糸ノコギリは垂直に動かすのが基本!オリャー!…と、変な力が加わると、「プツン」と、妙に心地のいい音と共に、ピンと張った糸ノコギリが切れちゃいます。その瞬間は何とも言えません。時間が止まります。で、先生に角を切り落とすコツなどを聞きながら丁寧にカット。

↑糸ノコギリは切る物に対して垂直に。
横からの力が加わったり変にひねったりすると折れてしまうので注意。

Step07
<ヤスリでカットした部分を磨く>2002.6

糸ノコギリでカットした部分は、当然ながらデコボコになってます。そんでもって角もあれば曲線もあり。色んなヤスリを使って、カットした曲線を更になめらかにしたり、いびつなスペードの形を整えていきます。

↑ここでスペードの形を完成させておくべし。

Step08
<貼り合わせる面を紙ヤスリで軽く磨く>2002.6

 今回のテーマの一つ、プレートの貼り合わせ行程ですよ。
 まずは糸ノコギリでカットしたりしてできたデコボコなどを取り除いたり、プレートがちゃんと貼り付くようにする為に、各プレートの貼り合わせる面を紙ヤスリで軽く擦って整えます。

↑ホントに軽く擦る程度。

Step09
<貼り合わせる面に銀ロウを半溶かしする>2002.6

 まずはスペードを切り抜いたプレートの、貼り合わせる面にロウ付けをします。
 さぁガスバーナーの登場です。猿から進化したばっかりのような見てくれの私は、反応も猿そのままに、火を見るとちょっと焦ります。しかし頑張って作業をこなします。人類へ進化した感動の瞬間。と、どうでもいい話は置いといて、まずはフラックスを塗り、バーナーでフラックスをあぶり、銀ロウを乗せ、銀ロウを溶かします。
 今回のポイントは、銀ロウをプレートの縁に沿って乗せていくこと。真ん中ばかり乗せると、仕上がりがとっても不格好になりますので。
銀ロウが溶けたら、希硫酸の中に入れ、次に水の中に入れます。

↑スペードのマークに沿った位置に銀ロウを置く。プレートの隅がキチンと貼り付いてないと、仕上がりが悪くなる。

Step10
<2枚のプレートを貼り合わせる>2002.6

 土台となるプレートにフラックスを塗ってバーナーであぶり、さっきロウ付けをしたプレートを上に乗せます。 目的の場所に置けたら、土台のプレートを中心にバーナーを当てていきます。すると、上の(銀ロウを半溶かしした)プレートのロウが溶け、下のプレートとくっついていきます。全体にまんべんなくロウが行き渡ったら、希硫酸の中に放り込みます。
さぁこれで1日目の作業は終了。
2日目は仕上げにかかりますっ!


↑ここでのポイントは、土台を中心にバーナーを当てること。それも一部でなく、全体をあぶる感じで。

★★★★★
<1日目の感想>2002.6

 前回も一応糸ノコギリは使ったんですけど、今回は模様の形を切り抜く、とゆー作業。直線や緩やかなカーブを切ってる時は問題なく進むけど、角(かど)を切り抜くのがこれまた難しい!糸ノコギリの角度を無理矢理変えようとすると、左の写真のような事になっちゃうんです。先生からコツを聞いて、落ち着いて対処してください。
 プレートの貼り合わせは、基本的に前回やったロウ付けと同じ。注意するところは、プレートをしっかり貼り合わせる為に、銀ロウを置く場所を考えてやらないといけないって事ですかね。
さぁ2日目も頑張りますか!

↑糸ノコギリが切れたところを激写されました。横からの負荷がかかるとこうなっちゃいます。

Step11
<貼り合わせたプレートの不要な部分を切り取る>2002.6

さぁさぁ2日目です。今日で完成させます。で、1日目で貼り合わせたプレートの不要な部分を、糸ノコギリでカットします。ここは直線ばかりだから、さっきみたいに糸ノコギリが折れるなんて事は…。さぁカット終了。

いやぁ、糸ノコも4本程天国へ召されましたね。きっと根性が歪んでるから真っ直ぐ切れないんでしょうね。トホホ。直線だからって気を抜いたらこうなるという悪い見本。!

↑写真上:下のプレートが土台。いらない部分がたくさんあるのが分かるだろうか。

←写真左: そのいらない部分を糸ノコギリで切り落とします。


Step12
<側面をヤスリで磨く>2002.6

 さっき糸ノコギリでカットした部分をヤスリがけ。
  「糸ノコギリ→ヤスリがけ」っていう図式ですね。多分。1日目でやった切り抜き作業の時もそうでしたし。前回と同じく、目の粗いヤスリから、細かいヤスリへと移行しながら、ヤスリをかけていきます。しかし今回はただ磨くだけではない!「プレート」を作るので、ちゃんとした四角形になるように形も整えながらヤスリがけをしていきます。


Step13
<角をヤスリで丸く磨き落とす>2002.6

 大体の思った四角形に形が整ったら、次は角を丸く削り落とします。
 最初は角を全部落とそうかと思ったけど、2箇所だけ丸めた方がカッコイイ!と思っちゃったりしたので、2箇所だけ角を落とします。決してめんどくさいからとかじゃないです。

一端全体を磨いてから、形を整えるようにする。

Step14
<ドリルで丸カンを通す穴を開ける>2002.6

 丸カンを通す穴を開けますよ〜。
 ドリル使います。ドリル
  穴を開ける箇所にマジックとポンチで印を入れて、ドリルで穴開け!ドリルって何故かよくわからんけど好きです。「穴掘り」とゆーモノに魅力を感じるのでしょうか…。嗚呼なんか子供みたいやわ。

この穴の通る瞬間が何故か楽しい…。

Step15
<刻印を打つ>2002.6

 今回のもう一つのテーマ、刻印を打ちます。「ACE IN THE HOLE」ですよ。「切り札」ですよ!
嗚呼なんてカッコイイ…。さてさて金づちを使って、と……

はい、できました!
「I」を強く打ち過ぎました!
文字間隔を誤ったんで最後の方は文字がキツキツです!
おまけにピシッとキレイに揃っていません!
そんでもって裏に打った「SILVER」の刻印も失敗した(2度打ちしちゃった)ので文字がブレてます!
ある意味「シルバー」です!
いやぁでも手作り感が出ていいじゃないの!ははははは!ってもぉ笑うしかないです。刻印ってムズカシイです。でも面白い…。

注意:写真のように叩きまくってはいけません

Step16
<ヤスリで面を磨く>2002.6

 さぁヤスリがけです。
  前回は無惨に失敗しました。漢(オトコ)町田、リベンジかまします。
エモノ(道具)は紙ヤスリの400番〜1000番!こいつでピカピカにしてゆきます。「これでもか!これでもかぁっ!」と磨き上げます。

ピカピカになるまでめげずに磨きます。

Step17
<丸カンを付けてロウ付け>2002.6

 最後のパーツ、丸カンの登場です。
  要はチェーンを通す輪っかのことです、はい。
先程開けた穴に丸カンを通し、丸カンのつなぎ目をロウ付けします。さすがに丸カンを手で持ってバーナーを当てるなんて芸はできないので、固定用ピンセットで丸カンを固定してロウ付けをします。ロウ付け方法はさっきまでのと同じ。

丸カンを止める時の火は弱めで。

Step18
<バフを当てる>2002.6

 今回は先生の一発OKをいただき、さっそくバフ当てを。この作業がたまりません。
  目の前であの銀のピカピカ感が顔を出す瞬間ですので。ごっつワクワクするんですよね、この作業。軍手を付けて、さっそく取りかかります。

↑バーナーの火で真っ白になった銀が…

←バフを当てると・・・
←ほらピカピカ!この作業が一番スキです。 左は撮影担当の尾倉さんの作品。


Step19
<完成〜!>2002.6

 超音波洗浄機でバフカスを落として、できたー!
完成です!
  今回はちょっとエエ感じで出来上がりましたよ。「自分で作った」ってゆー愛着もあるんでしょうけど。でも今年はコレ付けて歩きます。先生今回もお疲れさまでした!



Step20
<最後にひとこと>2002.6

町田のちょこっと感想
 今回のテーマ「プレートの貼り合わせ」と「刻印」は、もの凄い難しいものでなければ初心者でも以外と簡単に作れるものだと思います。貼り合わせ方や模様によって色んなパターンが作れるし。刻印を含めると、今回みたいに「スペード」と「切り札」とを掛け合わせた、意味を込めたモノができたり。
 プレゼントにもスゴイ良いと思います。刻印や模様にメッセージを込めたりしたら同じ手作りでも、もっと気持ちを込めたプレゼントになると思うし。
  さてさて、次は何を作ろうか。プレゼントできるようなものを作りたいけど、その前にプレゼントする人を探さんとね。

後日、刻印と模様の所にイブシをかけてやりました。黒い部分がスペードのマークの縁より広くなってしまったのは、その部分の磨きが足りなかったから。また磨きに行かなくては…。

第2回彫金教室体験レポートはどうでしたか? 今回は夏目前、ということで2日間に分けてペンダントトップを作りましたが、実際に来ていただいた時は、どんどん自分の欲しいと思った物に挑戦してください。銀モノアクセサリーが好きな人はもちろん、物作りそのものが好きな人もぜひご参加下さい。


CHECK!

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